米中首脳がサンフランシスコ入り…1年ぶり会談へ 習主席宿泊のホテル前は騒然と
およそ1年ぶりとなる米中首脳会談を控え、アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席は14日、会談が行われるサンフランシスコに入りました。習主席が宿泊するホテルの前では到着時、一時騒然とする場面もありました。
日本時間15日午前7時半過ぎにサンフランシスコに到着した習主席ですが、ホテルの前には歓迎する人だけでなく、反対の声をあげる人も集まり一部で殴り合いにまで発展しました。一方でホテルまでの沿道に在米中国人らが集まり、車列に声援を送るなど、「歓迎ムード」も演出されました。
在米中国人「米中関係が良くなってほしい。それが世界の利益になる」
米中首脳会談の会場は抗議活動への懸念から、いまだ公表されていませんが、一部のアメリカメディアは、車で30分ほどの山あいにある歴史的な邸宅で行われると報じています。
通常は一般客も入れる場所ですが14日は閉鎖され、警備車両なども配備されるなど準備作業のような気配もうかがえました。
首脳会談では、去年の夏以降途絶えている軍同士の対話を再開できるかが最大の焦点で、アメリカ政府高官も「バイデン大統領の重要な目的の一つだ」と改めて強調しています。