ファーウェイCFO“保釈審問”は持ち越し
アメリカの要請で、カナダで逮捕された中国の通信機器最大手・ファーウェイの幹部の保釈を巡る審問が7日、バンクーバーの裁判所で行われた。結論は出ず、審問は週明けに持ち越された。
ファーウェイのCFO(=最高財務責任者)の孟晩舟容疑者は、7日、保釈を巡る審問のため、裁判所に出廷した。ロイター通信などによると、審問では、孟容疑者にイラン制裁の違反に関わった疑いがあることが明らかにされた。
検察側の主張では、ファーウェイはイランとの不正な取引を隠ぺいするため、孟容疑者が取締役を務めていたペーパーカンパニーを利用。孟容疑者は、会社とファーウェイは無関係だと金融機関をだましていたと指摘している。
これに対し、弁護側は、この会社は2009年に売却され、関係はなくなったと反論。この日は結論が出ず、審問は10日に再開する。
事件を巡って今後、米中の緊張が高まることが懸念される。