×

北朝鮮の人権侵害 国連で非難決議案を採択

2018年12月18日 10:36

国連総会は17日、日本人の拉致問題を含む北朝鮮の人権侵害を非難する決議案を採択した。

決議案は、日本とEU(=ヨーロッパ連合)が共同で提出したもので、14年連続で採択された。

この決議案は、北朝鮮の人権侵害を非難するものだが、ことしは特に、北朝鮮の拉致問題で被害者や家族が長い間苦しみ続けている現状を示し、一刻も早い解決の必要性を強調している。これに対して、北朝鮮側は強く反発した。

北朝鮮 キム・ソン国連大使「この決議案を断固として拒否する。決議案は敵対する国々が北朝鮮の印象を悪くし、政治体制を転換させようとするものだ」

その後、北朝鮮の国連大使は退席し、中国やロシアなども採決には参加しなかったが、決議案は無投票による合意で採択された。