“露疑惑”統括の米司法省ナンバー2辞意か
ロシア疑惑の捜査を統括してきたアメリカの司法省のナンバー2が、ホワイトハウスに辞意を伝えたと、9日、報じられた。捜査をめぐってトランプ大統領からたびたび批判されていた。
複数のアメリカメディアによると、ローゼンスタイン司法副長官は、トランプ大統領が指名した次の司法長官が議会で承認された後に辞任する考えをホワイトハウスに伝えたという。
副長官は、ロシア疑惑の捜査を指揮するミュラー特別検察官を任命し、捜査を統括していた。そのため、捜査に対し「魔女狩り」だと反発するトランプ大統領からたびたび批判されていた。
ただ、辞任はホワイトハウスから求められたわけではないという。
一方、司法長官に指名されたバー氏はロシア疑惑の捜査に批判的とされる人物。就任後は捜査の統括を引き継ぐ見通しで、捜査への影響が注目される。