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過酷な環境で命の危機に シリア難民の子供

2019年1月16日 19:05

ユニセフ・国連児童基金は15日、中東シリアの内戦で避難した多くの子供たちが過酷な環境のために命の危険にさらされていると警鐘を鳴らした。

ユニセフによると、シリアとの国境に近いヨルダンの避難民キャンプでは、氷点下の気温と医療不足で、1か月で少なくとも8人の子供が死亡した。大半は生後4か月未満で、出産後わずか1時間で死亡した子供もいたという。

また、シリア東部のデリゾールでは、紛争地帯から逃れようとした家族が避難先が見つからないまま寒空の下にさらされ、子供7人が死亡したとしている。

ユニセフは、数万人の子供の命がかかっているとして、紛争当事者らに対し、人道支援物資の搬入への協力を求めた。