最悪の人道危機…イエメンに監視団派遣へ
「世界最悪の人道危機」ともいわれる中東イエメンの内戦をめぐり、国連安全保障理事会は16日、現地に75人規模の停戦監視団を派遣することを決めた。
イエメンでは、暫定政権と武装組織との間で内戦が続き、栄養失調による飢餓やコレラの感染が拡大し、「世界最悪の人道危機」とも言われている。
先月、人道支援物資の搬入拠点となっている都市・ホデイダでの停戦に双方が合意したを受け、国連安保理は16日、停戦を確実に維持するために最大で75人の監視団を6か月間派遣する決議案を全会一致で採択した。
今後は、国連主導で停戦を維持し、支援を円滑に行えるようになるか注目される。