国連、サウジ記者殺害で調査官派遣し調査へ
サウジアラビア人の記者がトルコで殺害された事件をめぐり、国連は、特別調査官をトルコに派遣して調査を開始することを決めた。
この事件は去年10月、トルコのサウジアラビア総領事館でサウジ人記者のジャマル・カショギ氏が殺害されたもの。王位継承者のムハンマド皇太子が関与したとの疑惑が出ていたが、サウジ側は一貫して否定している。
こうした中、ロイター通信は24日、国連が、特別調査官をトルコに派遣することを決めたと報じた。
派遣される特別調査官のアグネス・カラマード氏は取材に対し、「今月28日から来月3日までトルコを訪問し、独立した調査を開始する」と話し、調査結果は今年6月にスイスで開かれる国連人権理事会の会合で報告するとしている。