アメリカの政府機関の一部閉鎖が一時、解除される見通しとなった。閉鎖の解除に向け、“つなぎ予算案”を成立させることでトランプ大統領と与野党が合意に達した。

「閉鎖を解き政府機関を再開させることで合意に達した。これを発表できて光栄だ」――トランプ大統領は閉鎖を３週間、解除するための“つなぎ予算案”を成立させることで与野党と合意に達したことを明らかにした。

去年末から始まり、３５日目に入った閉鎖はようやく、一時、解除される見通しとなった。トランプ大統領が強く求めてきたメキシコ国境沿いの壁の建設費用は盛り込まれなかった。

一部閉鎖が長期化したことで市民生活に深刻な影響が出ているほか、自身の支持率も下落傾向が強まったため、大きな方針転換を迫られた形。ただ、トランプ大統領は２５日も壁の必要性を強く主張していて、今後の与野党の協議は難航しそうだ。