スウェーデン、2030年冬季五輪に名乗り 札幌市は招致めざすも…活動見直し
札幌市が招致を目指している2030年の冬季オリンピックに、北欧スウェーデンが名乗りをあげました。
スウェーデンオリンピック委員会、パラリンピック委員会などは8日、「2030年のオリンピック・パラリンピック競技大会に関する事前検討を開始する」と発表し、招致に向けた準備を始めることを明らかにしました。コンセプトや資金の調達などについて検討し、4月20日に中間報告書をまとめ、夏には最終報告書を作成するとしています。
2030年冬季オリンピックは札幌市が招致活動を進めていましたが、2021年の東京夏季大会を巡る汚職事件などを受けて、現在、招致活動を見直しています。
今回、招致に向けた事前調査開始を宣言したスウェーデンは、2026年大会に立候補していましたが、選考でイタリアに敗れていました。スウェーデンオリンピック委員会のアンデルス・ラーソン会長代理は「我々は、最大の冬季競技大会を開催するために必要な会場をすでにほぼすべて持っている」とコメントしています。