「南海トラフ巨大地震」被害想定など見直しへ初の検討会
将来発生が懸念されている南海トラフ巨大地震について、国は2012年に公表した被害想定を見直すことにし、3日、初めての検討会を行いました。
国はマグニチュード9クラスの南海トラフ巨大地震が発生した場合、激しい揺れと巨大な津波によって最悪の場合、死者が32万3千人となる被害想定を2012年に公表しています。
この想定をもとに2014年に防災対策推進基本計画が作られ対策が進められていますが、来年で10年が経過することから国は、地震モデルや被害想定の見直しを行うことになりました。
3日に始まった検討会では、最新の知見などを取り入れて地震や津波想定の見直しを行うことにしていて、春以降、人的被害など被害想定の見直しなども行う方針です。