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択捉・国後島で軍事演習 露が実効支配強調

2019年3月12日 19:09

ロシア軍は12日、北方領土の択捉島と国後島で約500人が参加する軍事演習を開始したと発表した。ロシアが実効支配を改めて強調した形。

ロシア軍の発表によると、択捉島と国後島での軍事演習には、兵士ら約500人と70以上の戦車や装備が投入され、敵の上陸を阻止する訓練などが行われているという。

日本は北方領土での軍事演習に反対の立場を取っているが、ロシアは択捉島と国後島を軍事拠点として軍備の増強を進めていて、改めて島の実効支配を強調した形。

また、ロシア国防省は今月6日にも、具体的な島の名前は挙げていないものの、北方領土を含むクリル諸島で約350人が参加した軍事演習を行ったと発表している。