豪華客船が航行不能 1370人を救助活動
ノルウェー西部の沖合で23日、豪華客船が悪天候の中、エンジン故障により、航行不能となり、乗客乗員約1370人の救助活動が続いている。
ノルウェーの沖合で、航行不能となった豪華客船「バイキングスカイ」の船内の映像には、船が大きな波に揺られ、椅子やテーブルなどが激しく動いている様子が映っている。また、救命胴衣を着た乗客が、救助を待つ様子も見られる。
ロイター通信によると、この船には乗客乗員計1373人が乗っていて、悪天候の中、レスキュー隊がヘリコプターを使って乗客らを1人ずつをつり上げ、救助を行っている。これまで150人以上が救出されたということだが、少なくとも8人が負傷していて、うち3人が重傷だという。
また、24日には故障したエンジン4機のうち3機で再起動が可能になったということで、ヘリコプターでの救助活動と平行して、今後、天候の回復を待って、近くの港へ向かうとみられている。