ロシア外相“日本は北方領土だけに関心”
ロシアのラブロフ外相は日露の平和条約交渉を巡り、「日本は国境を決めれば、すべてうまくいくと思っている」と述べ、日本は北方領土問題にしか関心がないと指摘した。
ラブロフ外相は3日に公開されたロシアメディアのインタビューで、「日本は平和条約について、『国境を決める。それですべてうまくいく』と、二つの文章で成り立つものと考えている」と述べ、日本は領土問題にしか関心がないと指摘した。
さらに、「日本はロシアに敵対的なアメリカの同盟国だ」と、日米同盟が交渉の障害になっているとの認識を改めて示した。
その上で、「困難な問題を解決するほど日露関係が成熟したというには時期尚早だ」と、早期の平和条約締結には否定的な見方を示し、経済協力などを通じた、さらなる関係の発展が必要との考えを強調した。