処理水めぐり“日中接触”あるか…ASEAN首脳会議開幕へ
インドネシアでは、ASEAN(=東南アジア諸国連合)とアメリカやロシア、中国なども参加する一連の首脳会議がまもなく始まります。福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐって中国が反発を強める中、日本と中国の接触があるのかが注目されます。中継です。
日本にとって最大の焦点は処理水をめぐる問題で、中国との交渉で解決の糸口をつかめるのかが大きなポイントになります。
ASEAN関連の首脳会議は、間もなく開幕式が開かれます。混乱が続くミャンマー情勢への対応や、中国が軍事拠点化を進める南シナ海の問題について議論が交わされる見通しです。
一方、岸田首相は5日午後に日本を出発します。日本にとっては福島第一原発の処理水の海洋放出について、その安全性を各国の首脳に直接、説明するまたとない機会となります。
6日と7日には、岸田首相と中国の李強首相が同席する会合も予定されていて、処理水に対して反発を強める中国との応酬も予想されます。
日中首脳会談も調整されてはいますが、具体的な日程は決まっていないということで、岸田首相にとっては難しい交渉が求められることになります。