共和党大会 ヘイリー元国連大使が演説…結束呼びかけ
アメリカ大統領選挙に向けた共和党大会は2日目を迎え、トランプ前大統領の唯一の対抗馬として候補者レースを争ったヘイリー元国連大使が演説を行いました。現場から最新情報をお伝えします。
「反トランプ」の象徴的存在ともいえるヘイリー氏が登場すると、一部でブーイングも起こりました。しかし、ヘイリー氏が演説で共和党の団結を訴えると、会場は大きな歓声に包まれました。
ヘイリー元国連大使「まずはっきりさせたいことがある。私はドナルド・トランプを力強く支持する」
ヘイリー氏は「トランプ氏に投票するために彼に100%同意する必要はない」と述べたうえで「私も常に同意してきた訳ではないが、アメリカを強くすること、安全にすることなどでは同意できる」と述べトランプ氏への支持を訴えました。
トランプ氏は16日に続き、会場の特別席に姿を見せ、ヘイリー氏の演説中、時折立ち上がったり、拍手をしながら耳を傾けました。
党内の穏健派や無党派層など、「反トランプ票」の受け皿となっていたヘイリー氏は、党大会には招待されていませんでした。しかし、アメリカメディアによりますと、今回の銃撃事件を受け、党の結束を呼びかけるため、トランプ氏が出席を要請しました。
トランプ氏としては自身の下で共和党が「結束」する姿を演出することで、大統領選での勝利に欠かせない「反トランプ票」を取り込む狙いがありそうです。