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利下げ観測が後退…NYダウ、162ドル安

2019年5月2日 7:26

1日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、FRB(=連邦準備制度理事会)のパウエル議長の会見を受けて、利下げ観測が後退し、ダウ平均株価は160ドル以上値を下げて取引を終えている。

1日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日の終値から162ドル77セント値を下げ、2万6430ドル14セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も45.75ポイント下げ、8049.64で取引を終えている。

この日は、FRBが政策金利の据え置きを発表したが、パウエル議長が会見で、物価の伸び悩みについて「一時的な要因だ」と発言するなど、利下げ観測が後退したことで、幅広い株が売られた。一方、前日に決算発表したアップルは、業績見通しが市場予想を上回り、大幅に値を上げて、相場を下支えした。

市場関係者は、「株価はこのところ、最高値圏で推移していたため、利益確定のための売りも出たと思われる」と話している。