アメリカの制裁関税への報復措置を発表した中国に対し、アメリカは、残り全ての中国製品を対象としたさらなる制裁関税の発動に向けた詳細を公表する見通し。

アメリカは先週、２０００億ドル分の中国製品に制裁関税を発動したが、さらに、第４弾となる３０００億ドル分の、残りすべての中国製品への制裁関税の準備を始めていて、このあと、その詳細が公表される見通し。

一方、トランプ大統領は１３日、第４弾の制裁関税の発動について「まだ決めていない」と表明。中国を揺さぶる狙いがあるとみられる。

トランプ大統領「制裁関税の権利はあるが、まだ決断していない」「我々の経済は強く、非常に強い立場にいる」

一方、大統領は来月下旬の大阪Ｇ２０首脳会議で「習近平国家主席と会談するだろう」との見通しを示し、交渉を継続する意向を示した。ただ、中国は「重要な原則は譲れない」との姿勢を示していて、両国の攻防は一層、激しくなるとみられる。