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米、対中制裁関税“第4弾”の詳細を発表

2019年5月14日 10:56

米中の貿易摩擦が激しさを増す中、アメリカのトランプ政権は13日、第4弾となる制裁関税の詳細を発表した。総額は日本円にして約32兆7000億円分に上り、アイフォーンを含めほぼすべての中国製品の関税が引き上げられることになる。

USTR(=アメリカ通商代表部)によると、中国に対する第4弾となる新たな制裁関税は、中国で生産されているアップルのアイフォーンなどスマートフォンのほか、スポーツ用品まで幅広く含まれ、総額は約3000億ドル(約32兆7000億円)分で、3805品目に上る。

発動されれば最大25%の関税が上乗せされ、これまでのものと合わせて、アメリカが輸入する中国製品ほぼすべてに制裁関税が課されることになる。今後は、来月17日に公聴会を開いた上で、対象品目を最終決定し、発動日が決まることになる。

これに先立ち、トランプ大統領は、同じころに大阪で開かれるG20サミット(=20か国・地域首脳会議)に合わせて習近平国家主席と会談する意向を示している。