モスクワ“銃乱射”容疑者4人逃亡中 プーチン大統領まだコメントせず
ロシア・モスクワ郊外のコンサート会場で武装集団が銃を乱射し、60人以上が死亡、およそ120人がケガをした事件で、容疑者2人が拘束されました。事件があったコンサート会場の近くから東郷記者が中継。
事件から15時間近くがたちました。銃撃のあと大規模な火災が発生した建物は、真っ黒く焦げています。
捜査当局はこれまでに銃や弾薬などを現場から押収したほか、監視カメラの映像の分析などをすすめています。
犯行グループに関する正式な発表はまだありませんが、ロシアメディアは、容疑者6人のうち4人は中央アジアのタジキスタン国籍だと伝えています。また、容疑者2人を拘束したものの、残りの4人は逃走を続けているということです。
今回の事件に関し、ロイター通信などは過激派組織「イスラム国」が犯行声明を出したと伝えていますが、ロシア国営メディアの編集長は「イスラム国」の犯行だというのは「フェイクだ」としています。
事件については即座にプーチン大統領に報告されたということですが、今のところ大統領からコメントは出ていません。
モスクワでは今月7日、アメリカ大使館がコンサートホールなど人の集まる場所でテロ情報があるとの注意喚起をしていました。