ウクライナに“前例のない”軍事支援…主力戦車や重火器の供与など ヨーロッパ9か国が共同声明
ウクライナ支援について話し合う国際会議がドイツで開かれるのを前に、ヨーロッパの9か国が19日、共同声明を発表し、主力戦車の供与など、軍事支援を進める考えを表明しました。
イギリスやポーランド、バルト3国など9か国は共同声明で、「主力戦車や重火器の供与など、前例のない支援を共同で目指していく」とウクライナへの軍事支援を進める考えを強調しました。
また共同声明では「ほかの同盟国にも後に続くよう促す」として、国際社会に支援の強化を呼びかけました。
ウクライナ政府は陸上での戦闘能力を強化するため、国際社会に戦車の提供を求めていて、イギリスはすでに主力戦車「チャレンジャー2」の供与を表明しています。
20日にはドイツのラムシュタイン米軍基地で国際会議が開かれる予定で、ドイツ政府が主力戦車「レオパルト2」を供与する姿勢を示すかどうかが焦点となっています。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領「今、ヨーロッパのある国の首都による決定を待っているところだ。それにより、戦車に関する協力の連鎖が始まる」
ウクライナのゼレンスキー大統領は「ドイツの指導力の強さは変わらないと信じている」と述べ、会議の成果に期待感を示しました。