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米露の艦船 異常接近で“衝突寸前”

2019年6月8日 9:04

西太平洋で7日、アメリカとロシアの艦船が異常接近した。公開された映像には、衝突寸前の様子が映っている。

アメリカ海軍によると誘導ミサイル巡洋艦が7日、西太平洋のフィリピン海を航行していたところ、ロシアの駆逐艦が急接近してきたため、衝突回避の行動をとったという。

15メートルから30メートルの距離まで近づいたと主張していて、「危険でプロフェッショナルではない行動だ」と非難している。

これに対し、ロイター通信によると、ロシア側はアメリカの艦船が突然、向きを変え、ロシア艦船の針路を横切ったと主張している。

CNNはロシアが通常、挑発行動をする海域ではないことから、ロシア訪問中の中国・習近平国家主席に対する政治的な支援を示す狙いがあるのではとの見方を伝えている。