ノーベル平和賞のユヌス氏、暫定政権へ バングラデシュ
反政府デモが激化し首相が国外逃亡したバングラデシュで6日、軍とデモの指導者らが会談し、ノーベル平和賞を受賞したムハマド・ユヌス氏が暫定政権に参加することで合意しました。
バングラデシュでは6日、軍とデモ隊の指導者らが会談し、ロイター通信によりますと、ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏を暫定政権の顧問に迎えることで合意しました。現地では、主要産業である縫製業の工場が休業するなど、日系企業への影響も懸念されています。
JETRO 安藤裕二所長
「新規進出というのはおそらく止まるでしょう。既存の企業にとっても見通しがつきづらい。例えばビジネスを拡大していく流れをいったん保留するとか、非常に大きな影響があると思っています」
またデモの状況について、別の日本人は次のように語りました。
三菱UFJ銀行ダッカ駐在員事務所 木村健治所長
「声もよく聞こえて、発砲音だったり一部で煙があがったり、身の危険というよりはいつまで続くのかという不安はあった。(バングラデシュが)いいかたちで立ち直ってくれるといいなと思います」
バングラデシュでは、デモ隊の要求でさきほど新たに議会が解散するなど混乱が続いています。