中国「反スパイ法」違反容疑で拘束 邦人男性に懲役12年確定
中国で2019年に「反スパイ法」に違反した疑いで拘束された日本人男性について、中国の裁判所で懲役12年の実刑判決が確定していたことが明らかになりました。
男性は50代で、2019年7月、湖南省の長沙市で中国当局に拘束されました。男性はその後、逮捕、起訴された後、2021年には長沙市の裁判所で初公判が開かれていましたが、日本政府関係者によりますと、今月、男性に対し、懲役12年の実刑判決が確定したということです。
ただ、中国側は男性がスパイ行為をしたとする具体的な内容は明らかにしておらず、日本政府は早期解放を求めています。
中国では今年、改正反スパイ法が施行されるなど、外国人への監視を強めていて、中国に進出する日本や欧米企業の間でも懸念が深まっています。