中国進出の日系企業団体、ビジネス環境改善へ入国規制緩和など要望
中国に進出する日系企業でつくる「中国日本商会」は29日、ビジネス環境の改善に向け、厳しい感染対策による入国規制の緩和などを求める白書を発表しました。
白書は、中国日本商会が毎年作成しているもので、現地の日系企業が直面している課題を取りまとめ、中国側に改善を促しています。
今年の白書では、政府調達に関する規定をめぐり、公平な競争が阻害されているとして、外国企業の待遇や各種制度を見直すよう要望しています。
また、日本との直行便の再開や増便、駐在員や家族に対するビザ発給の迅速化など、厳しい感染対策による規制を緩和するよう求めています。
今年、国交正常化50周年を迎える中、中国日本商会は、「貿易や投資、交流をより活発にするため改善を進めてほしい」としています。