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市民約1300人避難の劇場“攻撃”…「数百人ががれきの下に」

2022年3月19日 6:47

ロシア軍が包囲するウクライナ南東部のマリウポリで、市民が避難していた劇場が攻撃を受けたことについて、ゼレンスキー大統領は18日、「数百人ががれきの下にいる」と述べました。

マリウポリでは16日に、1300人ほどが避難していたとされる劇場が攻撃をうけました。これまで被害の全容は分かっていませんでしたが、ゼレンスキー大統領は18日、大勢の人が巻き込まれたことを明らかにしました。

ウクライナ・ゼレンスキー大統領「これまでに130人以上が救出された。しかし、数百人の住民がまだがれきの下にいる」

現地ではロシア軍の砲撃が続く中で、救出活動が続いているとしています。

一方、断続的に続く停戦協議ですが、ロシア代表団のメジンスキー大統領補佐官は18日、NATO加盟の断念などウクライナの中立化については「両国で可能な限り歩み寄れているポイントだ」と述べました。

ただ、ウクライナが再び侵攻された場合に欧米諸国が安全保障を担う新たな枠組みを求めていることについては、微妙な立場の違いがあり合意形成のプロセスは「半分程度」だとしています。