タイのペートンタン首相は6日、中国の習近平国家主席と会談し、ミャンマーとの国境地帯で活動している中国系犯罪組織の取り締まりについて、協力して取り組むことなどを確認しました。

ロイター通信などによりますと、中国を訪れているタイのペートンタン首相は6日、習近平国家主席と会談しました。会談の中で、タイとミャンマーの国境地帯で活動している中国系犯罪組織の取り締まりなどについて協議しました。

習主席は「法の執行や安全保障、司法の協力を強化し、国民の生命と財産を守らなければならない」と述べました。一方、ペートンタン首相は「タイを経由する犯罪を防ぐために、ともに警告を与えるなど中国と協力する」と応じました。

タイ政府は5日、拠点があるとされる地域への電力の供給を停止するなど、取り締まりを強化しています。