「南京事件」から85年 中国で追悼行事 旧日本軍を厳しい言葉で批判
旧日本軍が多くの中国人を殺害したとされる「南京事件」から13日で85年となり、中国政府主催の追悼行事が行われました。
江蘇省南京市で行われた中国政府主催の追悼行事には、遺族や学生、軍の関係者などが参加しました。
追悼のスピーチを行った中国共産党、最高指導部の一人・蔡奇政治局常務委員は「人類史上の暗黒の1ページ」として、旧日本軍の行為を厳しい言葉で批判しました。一方で、「日中国交正常化から50年間、交流と連携の成果は大きい」として「新時代の要求にふさわしい日中関係を構築していくべき」と述べました。
この追悼行事は2014年に「国家イベント」に格上げされ、5年前には習近平国家主席が出席しましたが、ことし、習主席は出席しませんでした。