ナワリヌイ氏死因 ロシア当局は遺族らに「突然死症候群」 陣営は強く反発
ロシアの反体制派指導者・ナワリヌイ氏の死因について、ロシア当局は遺族らに「突然死症候群」だと伝え、ナワリヌイ氏陣営は強く反発しています。
ナワリヌイ氏の陣営幹部は17日、ナワリヌイ氏が死亡した刑務所を訪れた遺族らが、当局側から死因は突然死症候群だと告げられたと明らかにしました。陣営側は「彼らはいつもうそをつく」と強く反発しています。また、ナワリヌイ氏の陣営は遺体の引き渡しを要求したものの、当局側は調査があるとして拒否したということです。
ロシア国内ではナワリヌイ氏を追悼する動きが広がり、人権団体によりますと、これまでに400人以上が拘束されたということです。
ナワリヌイ氏の死亡について、西側諸国も反発していて、G7外相は17日の会合の冒頭で黙とうをささげたのち、ロシア側を批判する議長声明を出し、死亡の経緯を明らかにするよう求めています。