北朝鮮、極超音速ミサイルの試験発射か 韓国軍が見解
北朝鮮が2日朝に発射した弾道ミサイルについて、韓国軍は北朝鮮が開発している極超音速ミサイルの試験発射だったとの見方を強めています。
韓国軍は、北朝鮮が2日午前6時53分ごろ、平壌周辺から日本海に向けて中距離弾道ミサイルとみられる飛翔体を発射したと明らかにしました。
ミサイルは、およそ600キロ飛びましたが、複数の政府関係者によりますと、飛翔体は日本海の日本のEEZ(=排他的経済水域)の外に落下したとみられるということです。
北朝鮮は先月、金正恩総書記の立ち会いのもと、開発中の極超音速ミサイルの燃焼実験を行っていて、韓国軍は2日の発射が、このミサイルの試験発射だったとの見方を強めています。
これを受け、岸田首相は北朝鮮を厳しく非難しました。
岸田首相「我が国のみならず、地域や国際社会の安全にも関わることであり、断じて容認はできません」
岸田首相は、被害は確認されていないとした上で、北朝鮮に対して「高い頻度で発射を繰り返している。国連の安保理決議にも違反するもので、抗議を行った」と述べました。
その上で、アメリカや韓国など関係国と連携し「国民の安心安全のために万全を期したい」と強調しました。