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フィリピン大統領選 “独裁政権”故マルコス元大統領の長男優勢

2022年5月9日 14:13
フィリピン大統領選 “独裁政権”故マルコス元大統領の長男優勢

フィリピンで、ドゥテルテ大統領の後任を決める大統領選挙の投票が9日朝から始まり、かつて独裁政権を敷いた故マルコス元大統領の長男が優勢です。首都マニラから中継です。

投票所の前には、大勢の市民が集まり、露店も立ち並んでいます。9日は大統領選挙以外にも様々な選挙が実施されるため、あちこちにポスターがはられ、街は祭りのような興奮した雰囲気となっています。

事前の世論調査では、長期の独裁政権を敷いた故・マルコス元大統領の長男フェルディナンド・マルコス氏が大きくリードしています。

大規模なインフラ整備や強硬な麻薬対策といったドゥテルテ大統領の路線継承を掲げるマルコス氏に、現職の副大統領ながら反ドゥテルテの急先鋒であるロブレド氏がどれだけ迫れるかが焦点です。

マルコス氏に投票した人「ドゥテルテ大統領のビルド・ビルド・ビルド(インフラ整備計画)を続けてほしい」

ロブレド氏に投票した人「彼女はウソのない政治をしてくれます」

マルコス氏はSNSに特化した選挙戦で、独裁時代を知らない若い世代の支持を得る一方、討論会への出席を拒否し、政策論争を回避する姿勢には批判の声も上がっていました。

大統領選は即日開票され、早ければ9日中にも大勢が判明する見通しです。