プーチン大統領、21日に年次教書演説へ ウクライナ侵攻1年を前に正当性強調か
ロシア大統領府は、プーチン大統領が施政方針を示す年次教書演説を21日に行うと発表しました。ウクライナ侵攻1年を前に改めて侵攻の正当性を強調するとみられます。
内政・外交の基本方針を示す年次教書演説は、去年は時期が示されないまま延期されていました。
ロシア大統領府のペスコフ報道官は10日、プーチン大統領が今月21日に「年次教書演説」を行い、この場に特別軍事作戦の関係者を招待すると述べました。ウクライナ侵攻から1年を前にした演説で、改めて侵攻を正当化するとみられます。
また、タス通信によりますと、23日の「祖国防衛者の日」の前日には、モスクワで20万人が参加する大規模なイベントも行われるということです。
ロシア軍は10日、ウクライナ各地をミサイルで攻撃しました。南部のザポリージャ州では17発のミサイルが撃ち込まれ、民家が倒壊するなどの被害が出ています。