混乱続く香港…警察の許可なく大規模デモ
香港では15日、警察が許可を出さないまま大規模なデモ行進が行われ、街の中心部の道路が市民で埋め尽くされた。
15日は、民主派団体が大規模なデモを計画していたのに対し、混乱を警戒した警察が許可を出さなかった。しかし、SNSの呼びかけで集合場所には多くの人が集まり、無許可のままデモを開始。「逃亡犯条例・改正案」の撤回が発表されて以降、最大規模のデモとなった。
夕方にはデモ隊が火炎瓶を投げたのに対し、当局が大量の放水で応戦するなど、現場は騒然とした雰囲気に包まれた。いまだ多くの市民が不満を抱えていることの表れで、香港の混乱が収束する見通しは立っていない。