ハマスへの地上作戦はガザ地区全域に拡大…戦闘休止は実現困難か
パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を再開したイスラエル軍は3日、イスラム組織ハマスに対する地上作戦をガザ地区の全域に拡大したと発表しました。
イスラエル軍の報道官は3日、パレスチナ自治区ガザ地区の全域でハマスに対する地上作戦を拡大していると発表し、南部への地上作戦を開始したことを明らかにしました。
ガザ地区北部のジャバリアの難民キャンプでは3日、がれきの中の家族を捜す少年の姿がありました。
中東のメディア・アルジャジーラは4日、エジプトとの境界に近い南部・ラファで少なくとも35人が死亡したと報じていて、南部でも戦闘が激しくなっているとみられます。
また、3日までの24時間で、ガザ地区で少なくとも700人が死亡したと伝えています。
こうした中、再び戦闘を休止するための交渉は、イスラエルが「交渉は行き詰まった」と発表し、ハマス側も交渉の中断を明らかにした上で、「停戦が実現するまで人質は解放しない」と主張していて、実現が難しい状況となっています。