北朝鮮 潜水艦発射弾道ミサイル1発発射か
日本政府によると、北朝鮮は2日朝、弾道ミサイルを発射した。韓国軍は、SLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)が発射されたとの見方を示している。
北朝鮮はアメリカとの非核化交渉の再開を前に、軍事的な挑発のレベルをあげ、揺さぶりをかけた形。
日本政府によると2日午前7時10分ごろ、北朝鮮の東岸から弾道ミサイルが発射され、午前7時27分に島根県島後沖の日本のEEZ(=排他的経済水域)内に落下したとみられる。
一方、韓国軍は、北朝鮮東部の元山からおよそ17キロ離れた海上で、弾道ミサイル1発が発射されたのを確認。発射されたのはSLBMの「北極星」系列とみられ、高度は910キロあまりで、およそ450キロ飛行したという。
韓国側は、日本に対しGSOMIAを活用して情報共有を要請したと明らかにした。北朝鮮がSLBMを発射したとなれば、およそ3年ぶり。
北朝鮮の高官は1日夜、アメリカとの実務者協議を4日から再開することで合意したと発表したばかりで、軍事的な挑発のレベルをあげた揺さぶりに韓国大統領府は「強い懸念」を表明している。