カラフルなバッグでウガンダ女性の自立支援
カラフルなアフリカンプリントのバッグでウガンダ女性の自立を支援している日本人女性がいる。どのような取り組みなのだろうか?
魚、鳥、鍵のデザイン。ファッション小物ブランド、RICCI EVERYDAYの店内に並ぶのは、色鮮やかなアフリカンプリントのバッグ。これらは全て、アフリカのウガンダで手作りされたものだ。
ウガンダの工房では、約20人の現地スタッフが働いていて、その多くがシングルマザーだ。ウガンダでは安定した仕事に就くことが難しく、シングルマザーの多くが経済的な問題を抱えている。
RICCI EVERYDAY・仲本千津代表「彼女たちは子どもたちを学校へ行かせることができなくてといって、自分のことを責めていたんです。何かできることはないかなと思ってたんです」
ウガンダの実情を知った仲本さんは、2015年、RICCI EVERYDAYを設立。シングルマザーたちを従業員として雇い、アフリカンプリントを生かしたバッグの製作を始めた。
仲本さん「職人さんの中には、学校にあまり行っていない人たちもいるので『自分はたいした人間じゃないから』とか、『私になんか何もできない』っていう気持ちでいた人が変わってきたんです。『今度こういうのを作ったらどうかな』とか、自立的に自発的に何かをスタートさせたり、そういう感じになってきたんです」
従業員たちは、子どもたちを学校に通わせられるようになりました。仲本さんはその取り組みを評価され、今年のアフリカ開発会議で、
安倍首相からも紹介された。
今年5月には、代官山に直営店をオープン。バッグのほかに、アクセサリーやワンピースも販売している。また、現地ウガンダの店舗や、インターネットでも購入できる。
仲本さん「現地で関わってくれる人たちの内面の部分も開花させていけたらいいなと思いますし、やる気があって技術がある人がきちんと報われる社会にしていきたい」
【the SOCIAL viewより】