“ウクライナ疑惑”でトランプ氏の怒り爆発
アメリカのトランプ大統領をめぐるいわゆる「ウクライナ疑惑」で、議会・下院は2日、ホワイトハウスに対して、疑惑に関連する文書を提出するよう要求すると発表した。大統領は怒りを爆発させている。
この疑惑は、トランプ大統領が来年の大統領選の有力候補の不利な情報を求め、ウクライナに調査を行うよう圧力をかけたとされるもの。野党・民主党は大統領の弾劾に向けた追及を強めていて、議会・下院の委員会は2日、ホワイトハウスに対して、疑惑に関連する文書の提出を要求する召喚状を出すと発表した。
こうした動きに対し、大統領は会見で怒りを爆発させ、疑惑追及の急先鋒(せんぽう)の議員を口汚くののしった。
トランプ大統領「シフ議員を辞めさせるべきだ。いかがわしい犯罪者だ」「はっきり言って、反逆罪で捜査されるべきだ」
また、大統領は民主党のペロシ下院議長にも辞任を要求。双方の対立が激しさを増している。