台湾が“実効支配” 金門島付近で中国漁船転覆、2人死亡 緊張高まる
台湾が実効支配する金門島の近くで中国の漁船が転覆し、2人が死亡しました。周辺海域では先月にも台湾当局に追跡された中国漁船が転覆する事故があり、緊張が高まっています。
中国・福建省沖にあり台湾が実効支配する金門島付近では、先月、台湾当局の取り締まりから逃れようとした中国漁船が転覆し、2人が死亡しました。中国側は対抗措置として、台湾の観光船に立ち入り検査を行うなどし、緊張が高まっています。
こうした中、周辺海域で日本時間の14日未明、中国の漁船が転覆し、乗組員6人が海に投げ出される事故が発生しました。
台湾当局によりますと、中国側の要請を受けた台湾と中国当局の双方が救助にあたりましたが、2人が死亡し、2人が行方不明になっていて、現在も捜索が行われているということです。
また、漁船は台湾側が許可のない中国船の進入を規制している水域で転覆したということです。