ロシアのプーチン大統領は19日、イランを訪問して、ライシ大統領、トルコのエルドアン大統領と相次いで会談しました。欧米主導の経済制裁に加わっていない両国と密接な関係をアピールした形です。

プーチン大統領はイランのライシ大統領との会談で、安全保障面での関係強化を確認しました。

続くトルコのエルドアン大統領との会談では、ウクライナからの穀物輸出をめぐり、トルコなどが仲介する取り組みを評価しました。

一方で、輸出再開に向けては、「ロシアの穀物輸出に関するすべての規制も解除される必要がある」と述べました。

プーチン大統領「食糧安全保障の問題とロシア・ウクライナの穀物の供給を促進するための協力態勢について議論した」

イランとトルコは欧米が主導するロシアへの経済制裁には加わっておらず、今回の会談によって、両国との密接な関係もアピールした形です。