ロシア軍 殺傷力高い“悪魔の兵器”使用か
国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチは25日、ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍が殺傷力の高い「クラスター弾」を使用したと発表しました。
ヒューマン・ライツ・ウォッチによりますと今月24日、クラスター弾を積んだロシアの弾道ミサイルが、東部ドネツク州の病院のそばに落下し、民間人4人が死亡、医療従事者6人を含む10人がけがをしたということです。
親爆弾から無数に小さな爆弾が飛び散るクラスター弾は、広い範囲を無差別に攻撃するため“悪魔の兵器”とも呼ばれています。
日本など100か国以上が加盟するオスロ条約で製造や使用が禁止されていますが、ロシアやウクライナ、アメリカなどは条約に加盟していません。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは「ロシア軍はクラスター弾の使用をやめ、無差別に殺傷する武器による不法な攻撃をやめるべきだ」と非難しています。