中国共産党「4中全会」閉幕 香港にも言及
中国共産党の重要会議「4中全会」が10月31日に閉幕し、混乱が続く香港について「国家安全を守る法制度および法の執行を確立すべき」と強調した。
声明では、中国とアメリカの貿易協議がまとまっていないことから経済運営の具体策は示されず、直前に報じられた最高指導部をめぐる人事もなかった。
一方、混乱が続く香港について「国家安全を守る法制度および法の執行を確立すべき」として、暴力的な抗議活動を抑え込む姿勢を強調した。
その香港では31日、抗議活動で顔を隠すことが禁じられる中、ハロウィーンを利用して仮装した市民らが、政府や警察に対する抗議集会を行った。
参加者「みなデモを続けるだろう。私たちの権利を奪われてはいけない」
その後、鎮圧に乗り出した警察が催涙弾を撃つなど衝突が相次いだ。
中国政府が取り締まりを強める姿勢を示す一方で、デモ隊は抗議を続ける構えを崩していない。