走行中の車襲撃…乳児ら9人殺害 メキシコ
メキシコ北部で4日、走行中の車が襲撃され、生後8か月の乳児を含む9人が殺害された。麻薬組織が敵対するグループと間違えて襲った可能性があるとみられている。
事件があったのは、アメリカとの国境に近いメキシコ北部・ソノラ州で、4日、走行中の車3台が襲撃された。アメリカメディアによると、車は銃撃されたり火をつけられるなどし、女性3人と生後8か月の双子の乳児を含む子供6人が殺害された。現場周辺では麻薬組織の抗争が続いていて、メキシコ当局は被害者らの車が、敵対するグループと間違えられて襲撃された可能性があるとみている。
殺害された9人はアメリカ国籍を持っていて、トランプ大統領は、ツイッターに「麻薬組織と戦争を行うときだ」と投稿。これに対し、メキシコのロペスオブラドール大統領は、「最悪の事態は戦争だ」と述べている。