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日露 共同経済活動の局長級作業部会を設置へ

2019年11月7日 19:19

日本とロシアとの外務次官級協議が6日に行われ、北方四島での共同経済活動に関して包括的な議論を行う局長級の作業部会を設置することで合意した。

協議には、日本から森外務審議官が、ロシアからはモルグロフ外務次官が出席した。協議では先週、北方領土で日本人向けの観光ツアーが試験的に行われたことについて双方が高く評価した。

その上で、共同経済活動の本格的な実施に向けて法的な課題などを包括的に議論するため、新たに局長級の作業部会を立ち上げ、これまで事業ごとにわかれていた作業部会を1つにまとめることで合意した。

安倍首相とプーチン大統領の会談は先週、チリでのAPEC(=アジア太平洋経済協力会議)の中止にともない見送られたが、今後は、外相会談を行うほか、茂木外相のロシア訪問も年内にも実現させたい考え。