中国・上海 ロックダウン経て“部屋選び”に変化 PCR検査場までの距離などポイントに
新型コロナウイルスの感染対策でロックダウンを経験した中国・上海では、賃貸マンションの部屋選びにも変化が起きています。
上海では今年4月から6月にかけ、2か月に及ぶ長期間のロックダウンが行われ、市民は住宅から外出できないなど厳しい規制が敷かれてきました。
こうした状況を受け、上海でいま、賃貸マンションの部屋選びに変化が起きています。
不動産会社によりますと、次のロックダウンに備えて大量の食材を備蓄できる「大きな冷蔵庫」や、長期間の封鎖でもストレスを感じにくいように「比較的大きい窓」を求める人が増えています。
上海の不動産会社「感染の拡大以降、(人々は)冷蔵庫や食材の保管スペースを希望するようになった」
また、ロックダウン中に当局が住民に対して食材を配給した回数や、PCR検査場までの距離も部屋選びのポイントになっているということです。
上海ではいまも、感染者が確認されたマンションが14日間封鎖されるなど、厳しい対策が続いています。