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GSOMIA失効回避 米側「決断を歓迎」

2019年11月23日 0:10

日本と韓国が軍事機密を共有するための協定(=GSOMIA)について、韓国大統領府は22日午後会見し、GSOMIAを破棄するとした通告を停止すると発表。米国務省は「決断を歓迎する」との声明を出した。米国ワシントンから井上記者が伝える。

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「Good News」これは、米ホワイトハウス当局者が、我々の取材に語った言葉。安堵(あんど)しているという意味だ。つい先ほど、国務省が「決断を歓迎する。対立を乗り越える前向きなメッセージだ。歴史問題も含めた対話の継続を求めている」という声明を出した。

トランプ政権の高官は、最終盤になって、公然とGSOMIAの破棄は「中国と北朝鮮を利することになる」と訴えていたが、これは本音と受け取っていいと思う。

北朝鮮対応はもちろんだが、日米韓の連携が揺らぐことは、軍事力を急速に高める中国に対する重しを決定的に弱めることになる。

アメリカの懸念はまさにここで、有力紙は「アメリカの激しいロビー活動が、韓国の決断を引き出した」と伝えている。

また、米韓の間では、アメリカ軍の駐留経費の負担の問題があって、トランプ政権は現在の5倍に増やせと要求していると伝えられている。これも韓国が圧力と受け取った可能性もある。