河野防衛相、中東で自衛隊の派遣検討を説明
中東バーレーンを訪れている河野防衛相は23日、外交・安全保障に関する国際会議に出席し、中東における日本の船の安全確保のため、自衛隊の派遣を検討していることを説明し、理解を求めた。
河野防衛相「日本政府は情報収集能力強化のため、独自の取り組みとして自衛隊を活用する検討を始めた」
アメリカとイランの対立が続く中、日本政府は、中東ホルムズ海峡の安全確保のためにアメリカが主導する有志連合には参加せず、独自に自衛隊を派遣する検討を進めている。
河野防衛相は、「日本の船の安全確保だけでなく、中東地域の平和と安定に貢献することが目的だ」と派遣に理解を求めた。
一方で、「自衛隊は憲法と法律の制約の中で活動する必要がある。軍事力などのハードパワーは使わない」と説明した。
河野防衛相は、会議を通じ、有志連合の参加国など関係国の理解を得たい考え。