混乱が続く香港では２４日、区議会議員選挙の投票が行われ、投票率は前回を大幅に上回っている。

投票所の前には有権者の長い行列ができ、今回の選挙への関心の高さがうかがわれる。

４５２議席を直接選ぶ区議会議員選挙は、香港で最も民意が反映される選挙とされている。投票率は開始８時間の時点で４７．２６％と前回（２４．１８％）を大幅に上回っている。

林鄭月娥行政長官「今回の区議員選挙が順調に行われたら、香港の秩序を回復するためにプラスに作用すると信じている」

今回はすべての選挙区で、デモ隊の後押しをうける民主派と、親中派が議席を争う構図となっている。香港市民にとっては、一連の抗議活動の賛否を問う「住民投票」の様相を呈している。選挙前はおよそ７割の議席を占めた親中派に対して、民主派がどこまで議席を伸ばすか注目されている。

投票は日本時間の午後１１時半に締め切られ、２５日未明には大勢が判明する見込み。