ウクライナ侵攻をめぐり、急速に関係を強化しているロシアと北朝鮮の外相がモスクワで会談し、両国関係のさらなる強化を確認しました。

北朝鮮の崔善姫外相は、3日間の日程でモスクワを公式訪問していて、日本時間16日午後6時すぎにロシア外務省に入りました。ラブロフ外相は花束を手渡し、崔外相を歓迎しました。

会談でラブロフ外相は、ウクライナ侵攻に対する北朝鮮の支持に感謝を述べた上で、「両首脳の合意事項を進めたい」と語りかけました。崔外相も「様々なレベルでの交流を強化することが非常に重要だ」と応えています。

会談では、プーチン大統領の北朝鮮訪問についても議題になったとみられ、大統領府のペスコフ報道官は、「大統領は必ず招待を受ける」とした上で、「両外相は、交渉結果を大統領に報告する」と述べ、崔外相がプーチン大統領とも面会することを明らかにしました。

ロシアと北朝鮮は、ウクライナ侵攻をめぐって急速に関係を強化していて、去年9月には金正恩総書記がプーチン大統領の招きで極東のボストーチヌイ宇宙基地を視察しています。