香港では、区議会議員選挙の開票作業が行われていて、デモ隊の後押しを受ける民主派が過半数を獲得し、圧勝が確実となっている。

香港メディアによると日本時間午前６時半現在、４５２議席のうち民主派が２７４議席を獲得、対する親中派は３１議席にとどまっている。

民主派が過半数に届くのは中国返還後初めてで、大規模な抗議活動を主催してきた民主派の当選者は「民意は示された」として政府に対応を求めた。

当選した民主派団体代表、岑子杰さん「強硬な行政長官も民意に応じて５つの要求を実現し、若者に一歩譲るべきだ」

投票率は前回を大幅に上回り、過去最高の７１．２％を記録した。民主派の圧勝という選挙結果を受けて、香港政府がデモ隊の要求に対し対応を変えるのか、注目される。