ゼレンスキー氏「露は占領地域見捨てた」 ダム決壊で29集落浸水
ウクライナ南部のダムが決壊したことをめぐり、ゼレンスキー大統領は7日、ロシア軍が占領地域で救助を行っておらず「見捨てた」と厳しく非難しました。
ウクライナ南部・ヘルソン州で撮影された映像では、民家の屋根まで浸水している様子が分かります。
ウクライナ内務省によりますと、ダムの決壊でロシアの占領下にある10の集落を含む29の集落が浸水しました。ウクライナとロシアそれぞれの当局の発表では、合わせて4000人以上が避難しています。
ゼレンスキー大統領「ヘルソン地方の占領地の状況は、まさに壊滅的です。占領軍はこのような残酷な状況の中で、人々を見捨てたのです」
ゼレンスキー大統領は「これもロシアの意図的な犯罪行為だ」と述べ、非難しました。
さらに、赤十字国際委員会などの国際機関に対して、「被災地域での救助活動にただちに参加し、ヘルソン州の占領地域の人々を助けるべきだ」と述べ、救助を訴えました。