ガザ地区での死者2万人超 うち約8000人が「子ども」
イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区南部の街に空爆を続ける中、ガザ地区での死者は2万人を超えました。
AFP通信は20日、ハマス側の発表として戦闘が始まった10月7日以降、ガザ地区での死者が2万人に達したと報じました。このうちおよそ8000人が子どもで、6200人が女性だということです。
こうした中、AFP通信などによると、ハマス指導者のハニヤ氏は20日、カイロを訪れました。エジプト政府高官らと、戦闘の一時休止や人質と捕虜の交換などについて、協議を行う予定だということです。
また、ウォール・ストリート・ジャーナルはエジプト政府関係者の話として、イスラエル側はガザ地区で拘束されている数十人の人質と引き換えに、1週間の戦闘休止を提案していると報じています。
一方、イスラエルのネタニヤフ首相は、「ハマスが排除されるまで、戦争を続ける」と述べています。
国連の安全保障理事会は、ガザ地区の人道状況を改善するために「敵対行為の一時停止」を求める決議案の採択を目指しています。ただ、決議案の文言に関する交渉が難航しているとみられていて、当初18日に行う予定だった採決は、延期が繰り返されています。